永代供養墓
七菩薩塔
当寺の裏山の地に永代供養墓 七菩薩塔が建立されました。
開眼式は平成二十四年三月十七日に挙行され、塔への入魂法要が行われました。
この塔は東は仙丈岳を後背とし、西に駒ヶ岳の美しい日没を拝し、人々の営みを一望する山里の傾斜地に位置しています。
この塔の制作に当たっては、住職と彫刻家今井由緒子氏が御霊の安穏なるにふさわしい意匠を考案しました。
塔は厳しい風雪の中でも変わることのない石のドームとそれを取り巻く七本の石柱と円形のエリアで構築され、人々の御霊をお静かにお守りする聖なる場所として考慮されました。
中央のドームは宇宙を司る大日如来様とし、周囲の七本の柱は人々の御霊を深遠にお祈りする菩薩様をイメージして制作されました。これら抽象的な形態は現代に生きる人々の心や感覚に無駄のないシンプルな印象を与えるよう考えられました。
また、中央の如来石の下は霊安室になっています。この地に葬られた御霊様は太陽の恵みや月の光や自然界の音を聞きながら如来様や菩薩様のご加護のもとに安心して永眠することが出来るものと思われます。
毎年八月四日の盂蘭盆大施食法要の日には多数の僧侶が手厚い読経をされこの地に安置された御霊様の御供養をされます。